「やる気でない」時は3分割してみよう
「どうしたらやる気でるのかな?」と考える前に考えてほしいこと。

魚田です、
「やる気って粒度荒いよね」
「この3つに分解したら
分かりやすくならないかな?」
というアイディアで
この記事を書いています。
ぼくたちは人間ですから
やる気がでない日もあります。
「どうしたらやる気でるのかな?」
と考えるけど
とくに打ち手が
思い浮かばない、
あるあるですよね。
ぼくは、
ざっくりと「やる気」と
捉えているのが
問題だと思っています。
例えば
「自転車が壊れて走れない」
としましょう。
この時、
タイヤがパンクしているのか?
チェーンが外れてしまったのか?
ブレーキが壊れてて
怖くて乗れない、なのか?
原因が異なれば、
直すためのアプローチも
ゼンゼン違うのは
イメージしやすいと思います。
「やる気」も同じだと
思います。
ぼくは「やる気の正体」は
テンション
モチベーション
マジックポイント
の3つだと考えています。
3要素のうち
どれが不足しているのかな?
と考えればいい方法が
思い浮かびやすくなると
思うんです。
これだけだと
意味がわからないと思うので
1つずつ説明しますね。
テンション
その行動に対して
気分が高揚しているか?です。
一般的な「やる気」のイメージに
一番近いかもしれません
さらに細分化すると?、
「作業興奮」
と
「フィジカル」
に分けられると
思っています。
「作業興奮」は
やる気を語る上で有名です。
とりあえず着手してみると
後からやる気がわいてくる
ってやつです。
これはぼくの体験を
振り返っても当たってますし、
たった10秒の作業でも
脳の側坐核が刺激され
やる気が持続することが
研究でも実証されています。
フィジカルは
血行とか心拍数とか
呼吸の深さとか姿勢とか
身体的な状態のことです。
交感神経・副交感神経、
と言ったほうが
イメージしやすいかもしれません。
テンションの上げ方:
- とりあえず10秒だけやってみる
- 3分だけ運動する、筋トレする
- 深呼吸をする、姿勢を正す (可能なら)大声を出す
- コーヒーなどカフェインを接種する
モチベーション
日本語で言うと「動機づけ」です。
行動すると得られる
メリットや
行動しないと起こりうる
デメリット。
大きければ大きいほど
その作業を自然と
やりたくなります。
さらに細分化すると、
内発的モチベーションと
外発的モチベーションに
分かれます。
内発的モチベーションは
自分の内側から湧いてくる
やりたい理由です。
外発的モチベーションは
ご褒美とか叱られるとか
外部の要因による
やりたい理由です。
外発的モチベーションは
めちゃ強力なのですが
コントロールしづらいです。
また、ご褒美とかを与えていると
ご褒美になれてしまい
より強い刺激を
欲しがるようになります。
内発的モチベーションは
チョロチョロとしか
湧かないのですが
24時間365日、常に
自動的に湧いてきます。
蓋しても蓋しても
チョロチョロチョロチョロ
湧いてくるので
蓋しない方が良いですね。
モチベーションの上げ方:
- なぜそれをやりたいのか (やらないとどんな不都合が起きうるのか) 紙に書き出してみる
- 徹底的に自己分析して 自分の本当にやりたいことをする
- ご褒美を調整する (自分の喜びポイントを 知っていると尚良し)
- 「予祝」をする
マジックポイント
これ、やる気の本に
あまり書いてないのですが
こういう概念は
絶対にあると思っています。
「気力」みたいなものに近いです。
人間、体調が良くても
本気の集中力をだせるのは
1日1〜2時間くらいだと
言われています。
その1日1〜2時間の
本気の集中力発揮に
必要なリソースのことです。
フローに入るための
必要なものです。
寝れば回復するので
RPGのMPをイメージして
ぼくはマジックポイントと
呼んでいます。
テンションやモチベーションは
足し算的なやる気ですが
マジックポイントは引き算です。
マジックポイントが
ゼロになったら
今日は終わりです。
(終わりにしないと
身体やメンタルを壊します)
マジックポイントの上げ方:
- 夜しっかり深く寝る(睡眠・栄養)
- 週末は適度に休養とる。
- (効率良く利用するために) 毎日MPをしっかり使い切る
以上、
「やる気って粒度荒いよね」
「この3つに分解したら
分かりやすくならないかな?」
という思いから
記事を書いてみました。
あなたのやる気不足は
どれが原因だと思いますか?
おそらく
心理学とか学べば
3分割どころじゃなく
もっともっと
細分化されると思うのですが
現場では「3分割」くらいの
ざっくり理解の方が
覚えやすく、応用しやすいです。
気に入ったらぜひ
取り入れてください。
魚田じゅん